感情の話

俺たちのBANGをみたよ!

はい、タイトルの通り俺たちのBANGを見たよ!という話です。でも感想じゃないよ。悲しくなっただけの話。

 

俺たちのBANGとはこの5月6日から新橋演舞場ではじまった少年忍者が主演の舞台だ。

私は予測できないことが起きるエンタメが大の苦手なので普段は初日を取らないが、新卒という社会の悪しき風習に飲み込まれた結果うっかり初日昼のチケットを手に入れてしまい観ることになった。

 

今回の舞台は、新橋演舞場に舞台の見学に来た少年忍者たちが劇場支配人のゲンさんと掃除のお姉さんとまちおかまちこに出会い、なんやかんやあって解散という噂の中で衝突し解決し新橋演舞場でコンサートを開催するまでの日々を描いた話である。

 

今回の話のミソは彼ら少年忍者がそのまんまアイドルでありジャニーズJr.である少年忍者を演じているということにある。

現実と空想がオーバーラップし、フィクションとノンフィクションの境目が分からなくなる。

どこまでが彼らに実際に起きた出来事で、彼等が自分で考えて実際に発した言葉なのか、私たち観客には分からない。

 

このことがたぶんかなり重要性を帯びるのは最後の方にある解散についての喧嘩シーンだと思う。

全員が横並びに椅子を並べて、新橋演舞場で舞台が決定したよ!という報告をマネージャーの杉山さんに呼び出されてうけ、衝突するシーン。

この時のセリフにショックを受けた人も多くいると思う。わくの俺と青木には時間が無い、内村の俺たちみんな失敗作とか。

私も例に漏れずその1人で。

 

でも初日は大丈夫だったのだ。むしろすごく好きでドキドキした。前世の担当がHuluでしか配信されてないゼロスピンオフにでてビリビリ当てられながら激昂するシーンを思い出して私にしては珍しく本当に内村が大好きだ〜‼️って思って帰ってこれた。俺たちぜーんいん失敗作!!って本当にいいセリフだし(?)

 

でも7日の昼、同じところで私は一瞬自分の生命活動が終わったかと思った。

 

7日の昼の喧嘩シーンは初日昼とは様相が違った。

それまでも市川しんぺーさんによるギャグ伝授(?)などところどころ初日との変更点があった。

 

うちわくの喧嘩シーンはわくがすこしなげやりになるところからはじまる。

じゃあおれたちどうするわけ?みたいな感じで(セリフあんまりちゃんと覚えてない)わくがぐだぐだいって、

内村

そんなんだから解散なんだよ!やるきねえならおまえが辞めちまえよ!じゃあおれがやめる!俺たちぜーんいん失敗作でした!

わく

てめえあの人に何教わってきたんだよ!

 

みたいな流れ(たぶん)。

そのあと内村が真ん中の方に行って、檻から脱走した猛獣?ってくらい暴れてる内村をまわりが頑張って押えて、内村は席にもどって…って感じだったと思う。

 

で私はここの俺たちぜーんいん失敗作でした!の煽り口調が本当に大好き!かっこいい!演技上手!声でかい!よっ怪獣ちゃん!

ってバカテンション上がってたんだけど

 

7日の昼はこの流れがちがってて。

まず俺たちぜーんいん失敗作でした!がなくて。ないというか多分言葉に詰まったのかな?俺たち全員までしか聞き取れなかった。

でも、その日はそのセリフの応酬のとき弟組が止めるターンと少し被って、でもセリフとセリフの隙間に「なんで親は俺をジャニーズに入れたんだ」っていった。隙間じゃなかったかもしれない、声がでかいからききとれちゃっただけかもしれない。

その後内村はずっと真ん中で崩れ落ちた状態で泣いてて、黒田と檜山に慰められていた。

 

そのことばを言われた時息がとまった。人間ってほんとにショックのあまり息が出来なくなるんだって思ったくらいその一瞬だけ硬直した。

 

私は割と感受性が鈍くて何かをみてなくこともないしほかの感情でめちゃくちゃになることもあんまりない。初日もTLにショックを受けた人が流れてくる中ぼけぼけとなんの中身もないツイートをしていた。

 

でもあのセリフだけはこたえた。そもそもあのセリフは予想していない上に、セリフなのかアドリブなのか分からない。夜公演入ってないから今も分からない。夜公演の方が酷かったぽい印象をレポから受けてるけど。あのとき内村がそれを発した瞬間なんとなく舞台上の空気がちょっとビリっとした気がしたのだ。なんとなくだからわからないけど。

 

だから舞台に立ってる今、つい最近、そう思ったことがあるのかもしれないとおもったらけっこうつらくて。

私はやっぱりアイドルをやめられないからやっているのではなく、自分で選んでやっていてほしいのだと思う。なんつーわがまま。

 

14日、久々に見たけどそのときも曲追加されたりしてたり全然違くて、でも案の定そのセリフは言ってなかった。

結局あのセリフはいつ現れていつ消えたものなのか、どうして増えたのか。私は一生知ることはできないのだろう。

かなしー。

 

でもこの先内村担をやるにあたって、このセリフを生で聞いたことは絶対忘れられないだろうな。本当につらいならやめた方がいい、というかやめてくれ。申し訳ない。私は楽しくやっていてほしい。今のジャニーズジュニアで楽しくやってないひとを推すのは申し訳ない。普段は楽しそうだと思ってるんだけどね。12月のブログも信じてるし。どうすればいいんだろう。