感情の話

最強で最高の自慢の息子Season2 最ムス の感想および批判

こんにちはー!!!!!!

これを開いてしまったみなさんは

『最強で最高の自慢の息子 Season2』通称:最ムス

が好きですか????????

 

私は嫌いです!!!!!!!!

好きなところ書いてくれてるブログかな?って思って開いた方いらっしゃると思います。ごめんなさい。私は、大嫌いです。頼むからSeason3とかやらないでほしい。いや、様々な条件を張ればぎりいけるかも。

 

 

なので今回は私(内村担)

『最強で最高の自慢の息子 Season2』通称:最ムス

の好き嫌い等全部含めた感想を書きます。

 

ここで嫌いという言葉を使っている理由としては、私自身演劇への審美眼に自信がないからです。まったく。舞台いろいろ見てはいるんですけど、良い悪いという言葉だと不足しているような気がするので、今回はあくまで私が嫌い(好き)なところをかきます。みずをさすようで本当にすみません。あと私は文章がめっちゃ下手です。でも許せなかったんだもん。かかせてー。

 

 

まず、大前提ですが、

今回の好き嫌いに

演者の演技やトーク、アドリブの内容などは一切関係しません

演者の中で批判するポイントに引っかかる方もいらっしゃると思うんですけど、あくまで個々人の問題ではないことをご承知おきください。

 

 

それではまず最ムスを見ていない方、見たけどいまいちおぼえていない方のために簡単なストーリーを置いておきます。これは公式ではなく、私が書きだしたものです。

 

①主人公・八神空が会社を立てると言い出す

ばくれつけんに合わせた人物紹介

③前回(Season1)の紹介

④姉・八神美海がドバイ旅行から”会ってほしい人”を連れて帰ってくるという報告がくる

⑤兄・八神陸の初恋の相手大島さんが登場。父・八神唯人といい感じになっている姿を兄が目撃する。

⑥姉・八神美海がドバイの皇太子ファッザを連れて帰り、ファッザは美海に47番目の妻になってほしいとプロポーズをする。父・八神唯人がぶちぎれる。

⑦大島さんが八神空と父が勤めている会社の事務員であることが発覚する。父といい感じの姿を目撃して以降兄は相変わらず病んでいる。

⑧父が夜に外出したため、八神家の姉・兄・空は追いかけて盗み見る。偶然八神空の幼馴染・灰原昌磨とファッザもあらわれる。いろいろあり、兄が大島さんに告白して気絶。

⑨家のシーン。⑧にいたメンバー全員の前で父が事の次第を話す。

空と父が勤めている会社・株式会社鬼ヶ島の次期社長に任命されるものの会社自体が借金を背負っておりつぶれかけであることから悩んでいるということが話される。

⑩父・空・大島さんで株式会社鬼ヶ島の社長に話に行き、父が継ぐことになる。

⑪八神家の日常的なシーンが続く。

⑫兄と大島さんが両想いなことが大島さんの告白により発覚する。

⑬空が家族や社員含めてみんなで鍋をやろうとして、事務所で火災を起こす。灰原昌磨に救出してもらうが、死んだ母の肉声が入ったカセットテープを空が持っていったばっかりに、後からきた父は逃げ遅れる。鳥が火災現場に現れる。

⑭父は救出されており、家族に囲まれている。事務所は全焼している。

空が泣きながら謝るが、実はカセットテープはダビングされていたという事実が発覚しとたんにハッピーな感じに。

⑮父の社長就任式。空が日本一でかい会社を作ると叫んで終了。

 

 

?????ってなった方。

大丈夫です。見てても???????ってなります。

 

 

てことではい、まずは好きなところです。

 

一応あります。

①題名

最強で最高の自慢の息子、どんな題名だよって去年の私は爆笑していたんですけど今ならわかります。内村は最強で最高で自慢の担当!!!!!!!!!

こんなぴったりな題名はないですね。

 

②衣装

Season2では、内村演じる八神空は解体業の会社に就職していることからいわゆる工事現場の兄ちゃんてきな服装をしています(画像参照)

少年忍者・内村颯太主演『最強で最高の自慢の息子 Season2』が開幕 (オリコン) - Yahoo!ニュース

これが本当に似合ってる!!!!内村の体型、さいこー!!!!!!!!!!

 

③カテコ

この舞台では前回もそうだったんですけど、主演の内村が結構自由にしゃべってくれるんですよね。それがうれしい。カテコで内村が晴れやかな顔でにこにことおしゃべりしてくれることが一番の癒しであり救いでした。

 

 

 

はい、じゃあどこが嫌いでしょうか?

A.上記以外のすべて

 

ふざけてるみたいにみえますよね。ふざけてないです。本当に嫌い。

ということで、まあ一つずついこうと思います。

 

①フライヤー

内村颯太(少年忍者/ジャニーズJr.)主演、舞台『最強で最高の自慢の息子 Season2』の上演が決定 前作より1年半後を描く | SPICE -  エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

 

みす〇学苑の電車広告??????

 

 

センスがないとかじゃなくて、低予算感丸出しで舞台の良さを何一つとして伝えようとしていない姿勢が嫌い。

 

 

②パンフレット Shakespeare2

同時期に少年忍者の別メンバーが出演している『Shakespeare's R&J』という舞台を見に行ったんですけど、ここで売られていたパンフレットがこちら。2500円

私は残念ながら秒でものを紛失する人間なのでなくしてしまったのですが、ゴムがかけられていて、しかも色が選べます。

 

R&J パンフレット

 

続いて最ムスのパンフレットがこちら。2000円。

最ムス2 パンフレット



 

装丁だけじゃわからないと思うので内容を比較します。

Shakespeare's R&J

B5版 本文64ページ
税込価格:2,500円

 

<内容>

・キャストインタビュー&写真(ひとり6P)
・「ロミオとジュリエット」解説
・「ロミオとジュリエット」イラスト(阿部海太)
・演出家インタビュー
・寄稿:寄宿学校の舞台裏
・キャストからキャストへのQ&A
・稽古場写真
・学生証
・観劇ノート(当日の感想を書き留めたり、半券を貼ったりと思い思いにご利用ください)

ほか

画像と共にこちらのサイトを引用しました。

「Shakespeare’s R&J」お知らせ

 

 

 

②最強で最高の自慢の息子Season2

サイズ:A4

ページ数:24P(表紙4P+本文20P)

価格:1部2000円(税込)

 

こちらも画像と共にこちらのサイトを参照しました。

公演グッズ情報! – 最強で最高の自慢の息子2

 

 

 

 

ぼったくり?

 

 

紙の大きさに差はあれど64ページと20ページ(本文のみ)で500円しか差がないわけないですよねふつうは。

ちなみに最ムスの中身は

 

 

1P:あらすじと脚本演出の湯口さんからのコメント

2P:相関図

3P~16P:キャストインタビュー一人ずつ見開き

17P:アンサンブルの方の紹介

18P:スペシャルサンクス

19P~22P:内村颯太と稲葉通陽の写真

 

です。

 

いろいろな舞台でパンフレットを購入したことがありますが今までこんなにひどいものを見たことないです。

中身なさすぎる。

買ったんだから文句言うなよと思う方もいるかもしれませんが、逆に買ったから文句を言っています。

 

ちなみにR&Jは本当に中身素晴らしくて。

ロミオとジュリエットという舞台に興味がある方でしたら見に行っていなくてもぜひ手に取ってほしい一冊です。私は松岡和子さんからのコメントがあると聞いて購入しました。

 

追記も見てください

 

③物販

併せて物販の商売っ気についてもきになりました。

今回販売していたグッズは先ほどのパンフレットとマフラータオルです。

どちらも2000円。4000円買うとオリジナルステッカーがもらえますよ!という告知もあり、同時購入狙っていたんでしょうね。そこまではいいです。

でも会場内でパンフレットをもって練り歩いているスタッフ、マフラータオル残り何枚!とホワイトボードに書いてあったり購入制限なし!!という紙が複数枚売り場に貼ってあることなど、明らかに品質に見合っていないのに付加価値等で煽って購入させようとする姿勢がオタクをなめてるのかな?と思いました。

売りたい!という意思があることは、私は気持ち悪いと思うけどそこまで批判されるべきことではないです。でも、売りたい!という意思の中でこんなものでもオタクは買ってくれるだろ~みたいな姿勢がうっすら見えているのが本当に嫌でした。そして、それは物販だけでないように思います。

 

④チケット販売手法

今回のチケット販売手法はジャニーズジュニア情報局での販売、カンフェティでの先行、事前購入、当日券のGoogleフォーム等に分かれていました。

当日券のGoogleフォームは途中まで先着順なんですけど、

使ったことある方ならわかると思うんですけど少なくとも今まだ残っているのか、情報送信した時点でチケットをとれているか、はわからないんですよね。

チケット取れるかわからないうえにチケットサイト等を挟まず個人情報送信するの嫌じゃないですか?私は死ぬほど嫌です。

 

⑤ストーリーそのものへの疑問

あ~~~~~~~~~~~~~やっと内容までたどり着いた。長かった。ワンダーヴィレッジは何なの本当に。

ということで先ほどのあらすじを見ていただければわかると思うんですけど、

 

 

 

①主人公・八神空が会社を立てると言い出す

ばくれつけんに合わせた人物紹介

③前回(Season1)の紹介

④姉・八神美海がドバイ旅行から”会ってほしい人”を連れて帰ってくるという報告がくる

⑤兄・八神陸の初恋の相手大島さんが登場。父・八神唯人といい感じになっている姿を兄が目撃する。

⑥姉・八神美海がドバイの皇太子ファッザを連れて帰り、ファッザは美海に47番目の妻になってほしいとプロポーズをする。父・八神唯人がぶちぎれる。

⑦大島さんが八神空と父が勤めている会社の事務員であることが発覚する。父といい感じの姿を目撃して以降兄は相変わらず病んでいる。

⑧父が夜に外出したため、八神家の姉・兄・空は追いかけて盗み見る。偶然八神空の幼馴染・灰原昌磨とファッザもあらわれる。いろいろあり、兄が大島さんに告白して気絶。

⑨家のシーン。⑧にいたメンバー全員の前で父が事の次第を話す。

空と父が勤めている会社・株式会社鬼ヶ島の次期社長に任命されるものの会社自体が借金を背負っておりつぶれかけであることから悩んでいるということが話される。

⑩父・空・大島さんで株式会社鬼ヶ島の社長に話に行き、父が継ぐことになる。

⑪八神家の日常的なシーンが続く

⑫兄と大島さんが両想いなことが大島さんの告白により発覚する。

⑬空が家族や社員含めてみんなで鍋をやろうとして、事務所で火災を起こす。灰原昌磨に救出してもらうが、死んだ母の肉声が入ったカセットテープを空が持っていったばっかりに、後からきた父は逃げ遅れる。鳥が火災現場に現れる。

⑭父は救出されており、家族に囲まれている。事務所は全焼している。

空が泣きながら謝るが、実はカセットテープはダビングされていたという事実が発覚しとたんにハッピーな感じに。

⑮父の社長就任式。空が日本一でかい会社を作ると叫んで終了。

 

 

 

 

話、破綻してませんか?

 

 

 

特に火事のシーン。なんで入れた?????????

 

火事のシーンって明らかに山場が不足しているから無理やりねじ込まれたのかなとか思ったんですけど違うんですかね。

だって火事いらないですもん。

 

 

あと

鳥は何なの?????????????????????

 

今回何か重要な局面、例えばぶちぎれている美海を抑える役目や火事が起きていることを報告し救出する役目などはアマワシとカムタカと名乗る鳥が負っているんですね。この鳥は喋れるし、他人の動きを封じることもできるスーパー鳥なんです。

 

いやそんなわけあるか。

 

鳥がやりますって言われてもはいそうですって受け入れられないよ。だって意味わかんないもん。

しかもこの鳥ここまで重要な役目を負っていながら

 

パンフレットに役名がのっていません。

 

そんなことある?びっくりしすぎて文字の大きさ最大にしちゃいました。

あくまで演者さんが複数の役をやるからだと思うんですけど、これについて謎のままにするならせめてのちのち調べられるよう役名とTipsくらいは入れておくべきじゃないですか?私のわがままですか?

 

また、この鳥に至っても設定が一貫していないんですね。

空のことは知らないのに美海は知っている。

灰原昌磨の成人式をみていたという発言をしているのに、空は知らない。

 

 

脚本演出の湯口さんは前回ガーすけと桜の子という作品で、ギリシャ神話のキャラクターを取り入れていることや今回の登場人物でシヴァというインド人がいることから今回も神話関連なのかな?と思い調べたのですが鷲が天日鷲神由来だとして、鷹は何なんですかね。ていうかわからない存在を入れる意味ってどこに存在しますか。

 

わかってもらおうと解説もせず分からない側を無知だと批判する姿勢ってすごく相手を見下していて失礼だと思います。これは番外編にあたる話ですが。

 

 

 

⑥全てに蔓延する資本主義的すぎる空気、マチズモ、年功序列など特権に無自覚な人間の態度

 

急に硬!ってなりましたよね。すいません。

資本主義すぎる空気って言うのは④の通りです。

マチズモっていうのは、男性性、男らしい男、男性優位主義ってことです。

最ムスをみていただいたかたなら分かると思うんですけど最ムスって基本的に八神家の最大権力として父親が存在するんですね。

そしてこの父親は本当に特権的な存在かつそれに無自覚なんです。

 

例えば、あらすじでいうところの⑨で主人公の八神空は親友の灰原昌磨やファッザにお金を借りればいいじゃないかと話すんですけど、

その時父は

「それ本気で言ってるのか?本気で言ってるなら今日限りでクビにするからお前の言うところの親友とやらに金を借りて会社でもなんでも建てればいい」

っていうんですよ。

何が問題なのか1ミリも話し合う気がなく、あくまで上から抑圧する姿勢ってめちゃくちゃ特権的だと思いませんか。これ以外にも同様の振る舞いが多々見られます。

私は家族や目上の人間にこれをやられるのが本当に嫌いです。わかってないから言ってるわけで、訳も分からずそれはダメと怒鳴られるのって建設的ではないですよね。

 

また、姉・美海がファッザを連れて帰ってきた時、父はブチギレるんですけど

それに対しての周囲は嫉妬なんじゃないか。って反応するんです。

 

 

父親が娘の結婚相手に嫉妬するのが当然であるという価値観って何十年前の話ですか?

 

 

これらの有害な男らしさ(トキシックマスキュリニティ)に則った行動、むしろそれを美徳だと感じている製作者に本当に辟易しました。

 

 

 

番外編

ワンダーヴィレッジという会社は最ムスに始まり、ワンシーズン前には7 MEN 侍の矢花黎さんを主演に据えた作品を上演しています。

こちらでは諸事情あり炎上したのですが、その際の理由の一つとして、

関係者と思しきTwitterアカウントが批判的な感想を呟いた方に

以下のように凸る、また煽るなどの行為を繰り返していることや、

文字打ちが関係者の某さんと似ているということがありました。

こちらは無関係のアカウントについてはモザイクをかけ、該当アカウントについてはアイコンのみモザイクを外した状態で加工しました。

f:id:notonlyAbutalsoB:20230702233015j:imagef:id:notonlyAbutalsoB:20230702233018j:image

 

 

 

 

残念ながら魚拓をとれておらず、以上のツイートしか私は画像を所持していないのですがその際のツイート内容を鑑みても、私はこちらの製作側の人間にジャニーズオタクには見る目がなく軽視していい、と考えているミソジニストがいるように感じており、不信感があります。

こちらのアカウントは現在原因究明や謝罪もなく消去されていることなど含め、私はワンダーヴィレッジが不誠実で大嫌いですし金輪際関わって欲しくないためSeason3の上演には反対します。

 

 

 

 

最後に

ありえないくらい長い悪口を読んで下さりありがとうございます。

この作品が好きな方もいることは重々承知です。

私も内村の演技が大好きで、内村のカテコでの晴れやかでキラキラとした笑顔が大好きです。内村の演技がいっぱい見れて本当に嬉しかった。みちはるの自信にみちており生き生きとした演技も大好きでした。

でも、私はこの作品はもういいかなと思います。

 

資本主義的やジェンダー観がしっかりしていないものが嫌いだということに関してはあくまで私個人の好みだということができます。

ですが、私はこの作品の面白さという観点においても許せなかったです。別に私に許されなかったからと言ってどうってことはないですが。(だからかいています)

ジェンダー観について、時代にあっていないからやポリコレ的にという捉え方をする方もいらっしゃると思います。

でも、私は何かしら作品というのはある程度の主張及び社会的意志が存在するべきだと感じていて、中でも舞台というのはメインカルチャーではないからこそメインカルチャー的な振る舞いをする必要がないと思っています。

この最ムスからは、そういった意志も感じ取れず、メインカルチャー的なあくまでマジョリティの無自覚な特権を強化する振る舞いが多く観測されたことがとても残念でした。

そもそもポリコレやトキシックマスキュリニティなどへの意識は、流行や時代の変遷に基づいた価値観ではなく本来侵害されてきた人権を回復する行為にあたるため、サブカルチャー的な舞台への反抗をしているのだとしても、それらを軽視かつ意志や意味のない作品を作っている時点であまり個人的に説得力がありませんでした。

 

脚本演出の湯口さんは

いわゆる「笑って泣ける話」というシンプルな脚本と「面白ければいい」という思い切りが良い演出に定評がある。

とこちらのサイトの方に書いてありますが、今回の脚本は話の筋が破綻しており、面白い点についても演者のアドリブに重きを置いていてあくまで脚本的な面白さではなかったと感じています。

 

また、人をけなさなくても面白く笑って泣ける物語は書けるはずなのに、空が兄のプレゼンテーションを誰にも響かないと馬鹿にするシーンなど、ツッコミにしたかったのでしょうが小馬鹿にしているようなシーンも多かったですよね。人の自意識をバカにするなよ。麻…競馬場かよ。

 

 

そういった点を含めて続編を作るならせめて製作者を変えたものが見たいです。一個人のわがままですが。

 

 

また本日の千秋楽の主演の発言を受けてこちらを公開するかは悩みました。本人がこんなに嬉しそうだから私は何も言わない方がいいのかもって思いましたし。

が、本人の希望と私の希望が常に合致している必要性はなく、

こちらは演者ではなく作品や作品含む体制への批判であり、やって欲しいという要望だけが受け入れられるのもおかしいのではと感じたので公開します。

 

最強で最高の自慢の息子Season3が行われませんように。

もし行われるなら脚本演出が変更される、パンフレットがもっと値段に見合ったものになっているなど運営体制が改善されていますように。

強く強く願っています。

 

 

追記:

 

いま現在いろいろな作品を見たうえで私が狭量だったかなと思う部分もありますが、やっぱりパンフレットの質だけは異常に悪いと思います。

演者同士の対談や作品、演者の演技についての語り、稽古風景などの写真、コラム、演出や脚本の語りはパンフレットに含まれていることが多いと思いますが、さいむすはこれがほとんどないです。

キャストインタビューって書きましたけど、さいむすのインタビューが長くても~450字程度な一方で、例えば『たぶんこれ銀河鉄道の夜』はキャストインタビューがだいたい1000字、『ロミオとロザライン』は約1500字です。後者2つに関してはこれに加えて稽古風景、演出家と出演者の対談もしくは演出家と翻訳家の対談、出演者同士の対談が含まれます。どれもパンフレットの値段はそこまで変わらないし、すべてコメディテイストの作品になります。他のつまらなさは飲み込んでも、パンフレットくらいは金額に見合うものを作ってほしいです。切実に。

2024年2月